1925円で指値買い。192500円。
1985円のときに250株購入しているので、一株あたりの取得単価は(1985*250+1925*100)/350=1967円となる。
また下がれば、さらにナンピン買いしようと思っている。
最終的には、500株くらいは保有しておきたい。
といっても、日経平均が下がる見込みがあまりないのが最近なんだよな。
寝てまとう。
(バブルは)実質経済成長率も高く、1988年には6.5%、1989年と1990年には5.3%の成長となっている。実体経済の好調も伴っていたのである。実際のところ、現在の日本の株価は「みんながあがると思っているからあがる」という状態に近い。そんなことはだれでもわかっているだろうし、だからといって「いつか崩壊する」というわけではない。ただ、頭に入れておいて損はないと思う。
今回の株高は、経済成長を伴っていない。日本だけではなく、世界の実体経済は低迷しているのに、株だけが世界的に高い。日本の場合は、2014年度の経済成長率はマイナスである。それにもかかわらず、株価が一年間に1万5千円から2万円になり、33%上昇した。
株は経済の先行指標で、株があがれば経済がよくなると言われていたが、今は経済とは関係なく、株があがると予想されれば、株が上がる時代になってきた。世界的な量的緩和の影響と言える。(「貧困と格差―ピケティとマルクスの対話」奥山忠信)
5000万円 |
日経平均株価の歴史 |
マルクスが資本主義経済の現実を人間の「精神」の側からフェティシズムと呼び、それを宗教的「無幻境」と規定したことは、彼の資本主義像の重要な一端を漏らしている。日常的意識では経済合理性の世界とみなされている現実が、実際には宗教的世界、「幽霊のごとき」世界、つまり価値現象という化物が跳梁跋扈する世界であることを、フェティシズム論(具体的には、商品・貨幣の価値形式の理論)は、指差しているのである。
この世界は単に転倒しているのではなくて、「魔術にかけられた世界」であって、したがって資本主義的生活様式が支配する市民社会とは、卓踊術で机が踊る「交霊術の世界」なのである。(「現代思想の源流」今村仁司)
変な顔…… |
よく人々は「一度生活レベルを上げると、下げることができない」という言葉を口にする。
その言葉は実感の裏付けがあって言われているのか。
私は違うと思う。
一度も「生活レベルを下げる」という経験をしたことのない人間がそういうことを断言できるのは、「みんながそう言っている」からというだけのことである。
「一度生活レベルを上げると、下げることができない」というのは資本主義市場が消費者の無意識に刷り込み続けてきた「妄想」である。
そう信じているせいで、人々は給料が減ると、アイフルやプロミスから金を借りてまで「今の生活レベル」を維持しようとする。
「今の生活レベル」などはいくらでも乱高下するものである。
そんなことで一喜一憂するのはおろかなことだ。
自分の今の収入で賄える生活をする。
それが生きる基本である。
「ありもの」を使いのばし、「ありもの」で「要るもの」を作り置きしておいて、いざというrainy dayに備える。
私たちはこれから窮乏の時代に入る。
「右肩上がり以外の生存戦略は存在しない」と信じている人間が生き残ることのきわめて困難な時代に入る。(内田樹の研究室)